ヘルニアも自然治癒するマクロファージの重要性
マクロファージとは
死んだ細胞やがん細胞、細菌、ウイルスをバクバクとすごい勢いで食べる細胞。
体の掃除屋ですね。大食細胞・貪食細胞ともいう。これがありがたいことにヘルニアまで治してしまいます。
ヘルニアを2ヶ月で治してしまう
骨の腰椎と腰椎の間にあってクッションの役割を果たしているのが椎間板。その椎間板の中心部にはゼリー状の柔らかい髄核があり、周囲を線維輪(せんいりん)という厚い組織に囲まれています。その椎間板に大きな力が加わって亀裂が生じ、髄核が線維輪から外にはみ出してしまった状態ハミ出したことで神経を圧迫して痛みが生じます。これをヘルニアといいます。
その飛び出た髄核をマクロファージは異物とみなして2ヶ月ほどで食べてくれます。
ただし治せないヘルニアもある
線維輪と神経との間に後縦靭帯というのがあって、それを髄核が突き破っていれば自然治癒が可能。内側に治まっていればマクロファージに異物とみなされず自然治癒はできません。
後縦靭帯はMRIで見ると黒い線で写ります。そのブラックラインを超えてるかどうかで判断ができます。
最大の天敵はストレス
ストレスによって交感神経が緊張すると、脳下垂体から副腎皮質刺激ホルモンが分泌され、副腎から副腎皮質ホルモンが分泌されます。これがマクロファージを著しく弱体化させます。マクロファージは免疫の要。この状態では体が危険な状態にさらされます。
マクロファージを活性化させる食べ物
マクロファージはアルギニン、ビタミンD、LPS(リポポリサッカライド)・乳酸菌で活性化します。
アルギニン
肉類に多く含まれています。
鰹節・エビ・サザエ・豚ゼラチン・鶏むね肉・鶏モモ肉・豚ロース・牛肉・馬肉・ピーナッツ・ごま・松の実・アーモンド・湯葉・高野豆腐・きな粉・大豆・オートミール・玄米
ビタミンD
特に魚類に多く含まれています。
あんこうのきも・しらす干し・いわし・身欠きにしん・すじこ・いくら・かわはぎ・さけ・にしん・さんま・かずのこ・あゆ・かれい・こい・にじます
LPS(リポポリサッカライド)
玄米・明日葉・レンコン・めかぶ・ワカメ・小麦粉・シイタケ・精製白米・ほうれん草・トマト・大豆・ひらたけ・岩のりの佃煮
乳酸菌
カルピスやヨーグルトに含まれます。