アニメ版でなぜローリングストーンズの話を最後に絡ませたのか。【ジョジョの奇妙な冒険第5部 ゴールデンウィンド】

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文庫版の「黄金の風」の最終巻の荒木さんのあとがきを読めば、なぜローリングストーンズの話を最後に絡ませたのかよく分かる。

彼はあとがきで「人間がこの世に生を受ける時に生まれる先を選べないこと、その生まれた先で待ち構えている、不幸に生きざるを得ない境遇(先々グレてギャングにならざるを得ないような)に生まれた人間の運命について、すごく考えさせられた5部だったと述べている。そのような運命の下に生まれたくて生まれた訳ではないのに、そういう運命を背負わされた人は、どう希望を持って幸福に向かって生きればいいのかと。荒木さん自身もこの6部を執筆中の期間、仕事上のトラブルがあったりして、暗い気持ちになることが多かったツライ時期だったと書かれています。その中で「運命の眠れる奴隷」の発想があり、5部のメンバーの存在に助けられながらこの作品を描き上げたそうです。

 

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