血糖値の上昇を抑えれば肥満ホルモンが出にくくなる
糖尿病の対策として始まった糖質制限。
でもこれはダイエットとしても効果がある。
カロリーを変えずに糖質だけで痩せられるのは脾臓からでるインスリンが関係している。
糖質を摂って血糖値が上がると脾臓からインスリンというホルモンが分泌される。
体内の糖質はブドウ糖に変換され、血糖として全身を駆け巡る。
血糖はすべての活動における大事なエネルギー源でインスリンは細胞への血糖取り込みを促進して血糖を抑制する。
血糖の大事な引き受け手になっているのは筋肉と肝臓で、ブドウ糖をグリコーゲンとして貯蔵しておくことができる。
しかし、糖質ばかりを摂っていると内臓のグリコーゲン貯蔵量はすぐに限界に達する。
(肝臓で100g、筋肉で約300g)
貯蔵できずにあり余った糖分を、逃げ場を求めてたどり着くのが何を隠そう脂肪細胞。
脂肪細胞は常に減ったり増えたりを繰り返しているが、インスリンは体脂肪の分解を抑えて、血糖からの体脂肪合成を助ける。
それゆえ別名で脂肪ホルモンとも呼ばれている。
そのため肥満を防ぐためには常に血糖値を安定させることが必要になってくる。
1食20~40gに糖質を抑えると肥満ホルモンが分泌しにくくなる。