代謝にエンジンをかける栄養素を摂れ
急な話だが、フルマラソンを走るのに必要なエネルギーは体重×移動の公式に当てはめると、体重60㎏の男性の場合2531.7kcal。
およそごはん10杯分(1杯150g)に相当する。
これを言い換えると炭水化物を摂ることがエネルギー保持には大切ということ。
もっと正確に言うと摂取した炭水化物を体内で効率よくエネルギーに変えられる食べ方をしなければならない。
体内で酸素を使ってエネルギーを生み出す回路は1つしかない。
それは細胞内のミトコンドリアに備わっているTCA回路。
糖質や脂肪酸、もしくはアミノ酸から作られるCOAがTCA回路に入ると、多種の有機物と結合しながらエネルギーが作られる。
最終的には電気伝達系という最も大きなエネルギーを生み出す回路に変換される。
この時に発生する水や二酸化炭素は汗や呼気などから体外へ排出される。
ここまでいってすべてを使い切れる。
摂取したものを余らせずに使い切ることが大切というわけです。
つまり炭水化物を摂るときはTCA回路も動かす栄養素を同時に摂らなければいけない。
具体的にはマグネシウムとビタミンBとコエンザイムQ10が必要になってくる。
ビタミンBは豚肉・牛乳・マグロなど。
マグネシウムは大豆・海藻・ナッツ類から摂取できる。